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マレーシアの生活コストを考える 1

KL暮らしも、もうすぐ半年。

最近気になっているのが、以前参考にしていた資料にある”マレーシアの物価は日本の4分の1”とか、”親子(夫婦)で1か月10万円以下で生活できる”とかいうフレーズです。

今もそのまま、出回っているのかな。

確かに、去年は空前の円高とか言われ1RM=25円くらいの頃もありましたが、今や32円越えなので、じゃあ物価は3分の1でしょうか・・・といえば、

近くのスーパーが高めというのはあるけれど、3分の1と胸を張っていえるのは、あまりないような。
RM1=32円と考えると缶コーラ一本50円は2分の1だし。

それに、日本はデフレの国ですが(今まさに変わろうとするところかもしれませんが)、マレーシアは目下インフレ率毎年3~4%の国なので、このままずっと10万円以下というのは、さすがに言い過ぎかなという気がします。

KLは都会ですので物価は高めですが、仮に自分が質問されたら何と答えるかというと、


まず”3分の1”説・・・  答えはイエス&ノーです。 自分的には、2分の1程度からスタートしたほうが正しいように思っています。

次に、”10万円以下”説・・・   こちらは、完全に人によります。


でも、これだけでは、あまりに無責任な答えなので、私なりに考えた解説を加えてみたいと思います。

かなり、大ざっぱな個人的見解ですが・・・。


私も、訪馬前は、4分の1説を信じ期待してきた一人ですが、今にして思うと、物価を平面的なイメージで捉えていたような気がしています。

でも、来てみると、かなり違うんです。


 ベル 物価について


ざっくり言いますと、こちらでは、マレーシア産のものと、高関税がかけられている外国産のものとが共存していて、値段が大きく違います。(日本ブランドのビールも、マレーシア産は安いです。)

ローカル品は、3分の1と言えるものもありますが、輸入品はおおむね日本の価格の3分の2~同等、またはそれ以上のものもあります。

レストランも、屋台と中~高級店では同様な違いがあります。

”じゃあ、国産&ローカルコースでいこう!”と思っても、そこはまだ、中進国のマレーシアのこと。

ひとたび庶民の生活に足を踏み入れると、インフラ、衛生、サービス等の面で、今の日本人のスタンダードや要求にはとても応えきれないところがまだまだたくさんあり、商品も一見同じようでも、クオリティーがかなり違います。


家具や家電もすぐ壊れたり、屋台(ホーカーズ)も、油や化学調味料のせいで飽きてしまって・・・という声も。
タクシー(赤)初乗りRM3は、確かにとても安いですが、無愛想&乱暴な運転に加え、ボロボロの車体なんて三拍子揃うこともしばしばです。


やはり、日本と同じでないものを、一概に比較することは難しいですね。


なので、移住を考える方は


1、ローカル(庶民的)な生活

         +

2、先進国的(日本の標準~贅沢)な生活

         +

3、海外に暮らすオプショナルな費用


この3グループの合計が必要なコストと考えたらよいのではないかと思います。


特に2番目の部分、これが本当に個人差が大きく、ここの部分で必要総額はずいぶん変わってきてしまいます。


ちょっと書き切れないので、続きは次回に・・・。チューリップオレンジチューリップ紫



by JKJasmine | 2013-04-10 20:14 | Trackback

猫と暮らすマレーシアライフ+その後の日本の暮らし


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