デジャヴ・・・?
2013年 04月 08日
先日、用事があって、KL郊外の新興住宅地へ行った時のことです。
クルマで、たまたま、コンドミニアムのショールームの前を通りました。
次々訪れる車を交通整理しているガードマンに聞くと、ちょうどその日は販売開始日とのことでした。
実は、モデルルーム見学が大好きな私たち。
人気物件とはどんなものか興味を持ち、ちょっと覗いてみることにしました。
KLでは今、モノレールを建設中のため、新駅近郊のコンドミニアムが注目されているようで、物件によっては更地にもかかわらず、すぐ完売してしまうとか。
駐車場はすでに、高級車でいっぱい。
ようやく止めてエントランスまで歩くと、そこでは整理券を配っていました。
”150~152番までの方どうぞ!”
しばらくして自分たちの番号が呼ばれ、訳もわからず中へ入ると、中は相当な人でごった返していました。
銀行のローン担当らしき人、販売員、購入希望者・・・。
ほとんどが、華人です。(マレーシアでは、少数派なのですが)
番号札を持った人が案内されるのは、価格表のボード前です。
そこには、既にほとんどの部屋が売れてしまったことを示す、赤い丸のシールが貼られていました。
日本のマンションの販売は、価格表が事前に渡され、それをもとにじっくり購入を検討するのが普通ですが、ここの販売センターでは、自分の順番が回って来たときに初めて価格表を見せられ、その場で購入するかどうか決めるという、そうとう乱暴な販売方法。
”先着順”というより、完全に”早いもの勝ち”でした。
目の前にいたシンガポール人らしき華人、投資物件として手頃な価格のものは、既にほとんど売り切れていたボードを見ていましたが、予定を変更して、スタジオタイプから2ベッドルームへアップグレードしてお買い上げ。
焦った(?)次の方は、スタジオタイプを2部屋購入していました。
華人の財力、恐るべしです。
スゴイものを見てしまった感いっぱいでショールームを後にしましたが、この光景、どこかで・・・・・。
そうだ!
中目黒のハンバーガーショップで、どれにするかメニューを見て、ちょっと迷ってからセットランチを買っていた、あの中国人富裕層らしき人だ!
すっきりした~。
もはや、売り手も買い手も、ファーストフード感覚。
でも、こういう物件って、日本人には回って来ないんでしょうね、きっと。