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バンコク 視察の旅 4 チャオプラヤ川クルーズへ

3泊4日のバンコク滞在中で、唯一の観光らしいことがチャオプラヤ川クルーズ。
本当は、次男に水上マーケットの様子を見せてあげたかったのですが、早朝出発ということであっさり諦めました。笑

当初は最寄りの駅まで電車で行き、そこからタクシーでクルーズ客船の乗り場へ向かう予定でした。
駅の階段を降りると、いかにもバンコクらしい古びた下町の風情。
周囲を見回す観光客然とした私たちに、気の良さそうな露店のおじさんが声をかけてきました。
クルーズ船の乗り場に行きたいと言うと、それならトゥクトゥクで行くといいよと。。。
ふっかけて来るに違いないと警戒する私たちに、知り合いらしき運転手さんが言う金額は、20バーツ(60円)というとても良心的な値段でした。
”子どもの分はおまけだよ〜!”と日に焼けた人懐こい笑顔。
トゥクトゥク未体験の次男にとっても良い機会だからと思い、利用してみることにしました。



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埃っぽい街をスピードを出して走るトゥクトゥクの乗り心地は、決して快適とは言えなかったけれど、ドアも窓もない車内から振るい落とされないように気を払いながらの移動は、タクシーにはない臨場感でした。
荷台のように狭いシートに3人で乗り込み、背中を丸めながら眺めるバンコクの街並み。
今にも外れそうな柵の両側に広がるのは、朽ちた建物やあまりにも日本と違う貧しい庶民の生活振りでした。
出来ることなら降りてゆっくり歩いてみたいような、ちょっと怖いような。。。。


さて、約5分程で到着したボート乗り場は、とても奥まった場所にありました。
それはそれは小さな乗り場で、何だか怪しげな雰囲気。
看板も価格表も出ていません。
すぐに、観光客をカモにしている個人経営のそれと判りました。
最初から断るつもりでいたけれど、チャーターとはいえ、質素なゴンドラ一艘=3000バーツ(約9000円)にはびっくり!emoticon-0104-surprised.gif
決して先進国の人には払えない金額ではないし、何人かに一人が応じてくれさえすれば、かなりの報酬になるのでしょう。

まるで暗記したような英語で、一方的に交渉をする押しの強そうなおじさんの表情や口調にも、透けて見える貧困。
そこから抜け出せない人たちの矛先が、まるで当然であるかのように外国人の自分たちに向けられるのには、毎回、頭では分かっていても哀しいものがあります。


”さっきの露店商やトゥクトゥクの運転手とも提携関係なんだ!”
とピンと来て引き返してみると、案の定、そのおじさんは、まだその場にいました。
主人が、”高すぎるから定期観光船乗り場へ”というと、”タイ人相手なら2400バーツが相場だから交渉せよ”と真顔で言うおじさん。
でも、自分達はチャーター船は必要はないからと繰り返すと、あっさりと最初に希望した乗り場まで乗せて行ってくれました。
またしても60円♪

さて、そこからすぐの所にあったクルーズ客船の乗り場は、対照的に高級なレストランやカフェ併設の立派な建物でしたよ。
ガイド付きのクルーズ船を選んでチケットを購入しましたが、その金額は、なんと一人40バーツ(120円)でした。emoticon-0105-wink.gif





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ホテルの送迎船や荷物運搬船など、さまざまな船が行き交うチャオプラヤ川は、20年前と変わらぬ風情でした。
シンガポールでリバークルーズをした時とは違って、川岸の建物は国を挙げて近代的に整備した様子もあまりなく、自然体のまま。
ありのままのバンコクの今、ありのままの人々の暮らしを見せてくれています。




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次男は、荘厳な王宮の横に広がるスラムの様子に、かなり衝撃を受けたようです。
私も、初めて来た時には同じように感じたなあ。
そして、20年経った今も、ほとんど変わっていない状況に今回も。。。






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終点には、お土産やさんが数件あっただけで、特に見るべきものもないようだったので、同じルートを引き返すことにしました。
”出発だから早く来て!!”と急かされて、よく解らずに飛び乗った船は、どうやらローカルの人の通勤用の客船だったようです。
こちらは、さらに安くて一人40円程度。
当然ガイドさんもいなくて、行きとは全く客層が違いました。

詰め込まれ気味だし、わさわさとした雰囲気。
雨風を避ける窓もない簡素な客船でした。
外側に座っている人には時々水しぶきがかかっていたりしたけれど、別段気にしている様子もなく、誰もが思い思いに過ごしていました。
きっとそれが、ごく普通の日常なのでしょう。

一方、他にも外国人がちらほら乗っていましたが、こちらはみな完全にアウェイ感に包まれていました。笑
こういう場に居合わせるのも、また旅の面白さですね♪



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by JKJasmine | 2016-11-09 07:12 | 旅行

バンコク 視察の旅 3 日本文化圏の都市

今回のバンコク旅行は、視察の意味合いもあり、多くの日本人が住んでいるという地域を中心に散策してみたいと思いました。


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宿泊したのは、プロンポン駅近くのホテル。
食事も大きな楽しみの一つということで、荷物を置いてすぐに遅いランチを摂りに、最近オープンしたという最寄りのショッピングセンターに行ったのですが、入るなり驚きの連続でした。emoticon-0104-surprised.gif
エンポリアムとエムクアティエ。
どちらもトップクラスの高級デパートでしたが、KLにあるパビリオンやスリアというショッピングセンターとはかなり趣が異なっていました。
一言で言うなら、全体が日本っぽい雰囲気なのです。
とりわけ食に関しては、聞きしに勝る日本カラーの強さに本当にビックリだったんです。





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ベイクも発見!



バンコクでは、大好きなタイ料理を連日であっても食べたい主人と、辛いものは苦手で日頃恋しい日本食三昧が希望の次男。
そのバランス取りが大変だな〜と思っていたのですが、選択肢の多さに、早速、大興奮&目移り!
おなじみの日系レストランやスイーツのお店が数多く入店していて、その都度、”見て!スゴイ!”と大騒ぎでした。
ランチも済ませお腹がいっぱいだというのに、
”次はどこで何を食べようか〜。♪”と迷いに迷うKLからやって来た日本人の私たち。
しばらくして落ち着くと、今度は
”それに引き換え、KLは良くも悪くもなんて日本色が薄いのだろう。。。。”
とちょっと悲しくなってきました。


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大好きな抹茶アイスの看板を見つけ、近くにあるベンチで休憩タイム




フードコートのレイアウトや内装などにも、日本の影響が色濃く感じられて妙に落ち着く私たち。
おそらく開発に日系企業が携わったか、日本で学んだデザイナーが手がけたような空間で、まるで日本のどこかの街を訪問中のような居心地の良さでした。

また、気配りや接客態度の違いにも、日本を感じました。
例えば、トイレの付近に休憩用ベンチが配置されているというサービスは、KLでは滅多にないこと。
店員さんがお客さんと程よい距離感を保ってくれる態度にも、日本人に近い気遣いを感じました。


日本人駐在員とその御家族が、すっかりバンコク滞在を気に入ってしまい帰国を望まない”イタイイタイ病”なるものについての記事を読んだことがありましたが、すぐにその気持ちがわかるような気がしてきました。




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さてその後は、電車での移動を体験。
クルマ社会のKLでは電車での移動はしないので、興味深々です。

駅の改札を出たところには、お寿司の売店!
暑いのに大丈夫かな・・と思いましたが、フレッシュそうでしたよ。




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伊勢丹にも入ってみました。
クアラルンプール店よりも日本食のコーナーがはるかに充実していて、これならもう日本からせっせとスーツケースで持ち込む必要なんてなくなるのではないかしら!?と思うほど。
まるで日本のデパートのレストラン街もあり、お値段も日本で食べるよりずっと格安です。
タイ在住の方が、羨ましいですね。。。







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さて、日系店以外のその他のお店を覗いてみましたが、嬉しいことに品揃えが日本人好みなんです♪

雑貨が大好きな私。
KLではほとんど購買意欲が湧かないけれど、タイ風の繊細な小物達や日本人好みのナチュラルテイストのデイスプレイにワクワクしながら、久しぶりに日本以外でのウインドウショッピングを楽しみました。

タクシーや食事等、全体の物価としては、KLより少し安いかなという印象ですが、日本のものや日本人好みのものが身近に溢れているために、積極的に利用していると、結果的に生活費は思いの外安くないという声があることも、これなら十分理解できますね。




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バンコクで生活をする場合、例えばエムクアテイエだけでも、ほぼ日本にいるような食生活が送れそうです。
日本人に欠かせない和牛、薄切り肉、新鮮なシーフードに加え、ローカルのこだわり食材も手に入ります。
いいなぁ、バンコク♡




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これほどまでに日本の色彩が強いのは、労働力の安いタイのバンコク近郊にたくさんの日系企業が進出し多くの日本人が住んでいることももちろんですが、そのベースには、日本人同様繊細な国民性、単一民族、同じ仏教国であることなどがありそうです。
日本とタイという国は、類似点が多く相性が良いのかもしれませんね。

また、グローバル化が早いスピードで推し進められ、その過程で、どこの国よりも日本の技術や文化をお手本にして取り入れてきた経緯が親日感情に繋がっているように感じました。
だからこそ、一旅行者に過ぎない私たちでも、アットホームな感覚や違和感のない空気を瞬時に感じることができたのではないかな。


短い滞在では、ほんの一面を切り取り推測することしかできませんが、バンコクのローカルの富裕層や外国人居住区といわれる特定のエリアで暮らす限り、日本とさして変わらない快適な生活が送れそうな状況です。
20年振りのバンコク。
日本が、”失われた20年”と言われる時代を過ごしたあいだに、こんなにも大きく変わっていたなんて。。。




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by JKJasmine | 2016-11-06 00:00 | 旅行

バンコク 視察の旅 2 歴史的瞬間



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バンコク旅行を計画している最中の今月13日、タイのプミポン国王が崩御とのニュースが流れました。
世界最長の70年の在位を誇り、国民から絶大な支持と尊敬を集めた国王だったそうです。
全国民から父親のように慕われ敬愛されていた存在であり、翌日は会社や工場が休業になったり、ショックから休暇を取る人も多かったという記事を読んだりしたので、安全な旅行が出来るかどうか不安になり、しばらく様子を見ていました。

それでも、街の機能として落ち着いた日常生活が送れているようでしたので、予定通り訪問することに。

”歴史的瞬間”と在住者の記事に書いてあったり、国民感情を刺激しないような言動を旅行者にも求めるという政府のコメントがあったりしたので、実際に街を歩くまでは、一抹の不安が拭えませんでしたが。。。。



タイ政府から一年間の服喪期間の発表があり、国民には最初の30日間は黒か白の服装着用が求められているようですが、実際、私が目にした光景は思っていた以上。
まるで、白か黒のドレスコードがある国に来たみたいでした。

デパートの洋服売り場に並んでいる衣類は白か黒のモノトーンで、デイスプレイは、ほとんど黒一色。
道行く人の服装も、それがTシャツ等の軽装であれドレスアップしたものであれ、黒を中心としたモノトーン。
露天で売られている黒の衣類を買い求める人の群れ。
正直これほどまでとは。。。

私たちも、さすがに旅行者にも求められたようにモノトーンとまではいかずとも、紺や黒をベースにした服装プランで行ったのですが、本当に正解でした。
たとえ外国人や観光客とはいえ、あまりカラフルで派手な服装の人はタイ人の感情を逆なでする可能性がありそうです。


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駅の改札口付近のスクリーンには在りし日のビデオ映像が流れ、電車の中には追悼文が掲載され、ホテルやデパートの入り口には写真や肖像画に献花。
学校や公共施設の外壁には、白と黒の布が広範囲に飾られていました。
ネットを覗けば、タイのグーグルもこの通りの黒文字に変わっています。



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国民がプミポン国王の死を悼む”歴史的瞬間”に居合わせるとは、このような風景に身を置くということだったのですね。
その後いろいろな記事を読むにつれ、いかに、国民に愛された国王だったかということが伝わって来ました。



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プミポン国王は、社会的弱者の救済に熱心だった方だそうで、タイの全ての国民の生活が向上するようにと願い、数多くのプロジェクトを手がけて経済発展に尽力されたとありました。

また、政治的にも影響力が強く、政治的混乱や政変が絶えないタイで安定の象徴と見られて来たため、神格化する人も多かったそうです。
そのため、国王の崩御を歴史的転換期と捉える人もいて、今後のタイの経済や政治の行方を心配する声も。

日本人同様に、あまり感情を表に出さない国民性もあるためか、訃報からすでに2週間あまりが経ち、タイ人たちは外見上は穏やかに振舞っているように見えました。
けれども”喪服”を着て過ごす人々の心中は、まだまだ悲しみに包まれていたり、将来への不安を抱えていたりするのかも知れません。


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by JKJasmine | 2016-10-28 07:52 | 旅行

バンコク 視察の旅 1

学校の休暇を利用して、タイのバンコクへ出かけてきました。
タイはマレーシアのお隣の国。
クアラルンプールーバンコク間は飛行機で2時間の距離なのですが、なんと20年ぶりの訪問でした。


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実は、ロンドンからストップオーバーで立ち寄った20年前のバンコクで、家族で激しい食あたりを起こしてしまった苦い思い出があります。
食事とお水には、細心の注意を払ったにも拘らず。。。

ホテルのクリニックでお世話になり、深夜のフライト直前まで部屋で休養して何とか帰路に着いたものの、帰国後もしばらく体調不良が続きました。
そのことがどこかでトラウマになっていたのかも知れず、近いのになかなか実現しなかった旅でした。



20年ぶりのバンコクには、いろいろな意味で衝撃を受けました。
何しろ、ほとんど記憶も薄れていて、いかにも東南アジア風の町並みと屋台の食事風景と交通渋滞ぐらいのイメージしかなくなっていましたので。

今回は、特に観光が目的でもなく、どちらかというとフラっと出かけて行きました。
強いて言うなら視察旅行という感じ。
例によって、興味のあることを元に、街歩きをすることがメインでした。

でも、かなり刺激や衝撃を受けた旅だったのに、帰ってみると写真がとっても少なかったことに気づきました。
思うに、写真を撮ることを忘れるくらいの盛りだくさんな内容だったんだなぁと実感。

次回から、とても文章では書ききれず、写真でも紹介しきれないほどの旅行記のほんの一部ですが、備忘録として残していこうと思います。



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by JKJasmine | 2016-10-26 16:28 | 旅行

猫と暮らすマレーシアライフ


by Jasmine
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