ガードマンはミャンマー人
2014年 01月 11日
今日は、ちょっとトリビア気味の話題です。
わがコンドミニアムでガードマンをしている人達はミャンマー人ですが、友人の住む他のコンドもそうだと聞いていたのに、”偶然かな”と大して気にも留めていませんでした。
友人が、”真面目な国民性らしい”と話してくれても、”ふ~ん、そうなのか”・・・と。
最近、長く同じコンドに住むイギリス人から、主人がいろいろなことを聞いてきたので、紹介します。
ミャンマー人は、ガードマンを派遣するエージェントに対し、政府から指定されている人達らしく、その昔、傭兵として働いていた歴史を持ち、戦闘的な気質がその職に適していると判断されているそうなんです。
我がコンドで働く彼らのお給料は、RM1200/月程度。
寮が与えられ、食事手当もあるらしい。
逃走防止の為(?)、パスポートは保管されてしまっているそうです。
決して多いとは言えないお給料ですが、その中から彼らは貯金をしたり、仕送りをしているのですから、相当慎ましい生活のはずです。
さらに驚いたのは、数々のペナルティーです。
職務時間内に、携帯を見たりすると、一日分の報酬がなくなるほどの罰金。
居眠りなどは、とても厳しく、2回見つかったらクビなんだそうです。
彼らの勤務態度は、モニターで監視されていますし、住人に密告されることもあります。
確かに、退屈な仕事だし、夜間勤務の時などは眠気との戦いのこともあるでしょう。
でも、それがガードマンの仕事。
甘い顔を見せてしまうと、たちまちサボったり、気が緩んだりしてしまう人達がいることも、住人が厳しく対応している理由のようです。
そんな話をしていると、長男が反応し、
”あの若いガードマンが、本国のお母さんに悪気もなく、嬉しそうに電話してた.
夜遅く帰宅した時に、ガードマンが居眠りをしていて、全く気付かなかったけど・・・。”
と教えてくれたけれど、それって見つかったら大変なことなんだ~。
ところが、そんな彼らのボスでもあるマネージメントの人によると、そのような待遇であっても、彼らは、このコンドで働いていることをHAPPYに感じているんだそうです。
確かに、ショッピングセンターや、ひと気の無い地下駐車場の警備などは、暑さや危険度など、環境も悪くとてもストレスが溜まってしまうと思います。
穏やかな気候の中、コンドミニアムの敷地内を勤務地に、顔見知りの住人と適度な良い関係を築けるというのは、ミャンマー人にとっては、なかなか良い仕事なのかもしれませんね。