ラマダン、始まる
2014年 07月 01日
世界中のイスラム教徒が行う断食月―「ラマダン Ramadan (Islamic fasting month)」がスタートしました。
2014年は、6月28日から30日間に渡って行われます。
イスラム歴は、太陰暦のため、毎年11日ほど早まり、およそ33年で季節が一巡するそうです。
ラマダンは、ヒジュラ暦の第9月のこと。
この月の日の出から日没までの間、イスラム教徒の義務の一つ「断食」として、飲食を絶つことが行われます。
2014年は、6月28日から30日間に渡って行われます。
イスラム歴は、太陰暦のため、毎年11日ほど早まり、およそ33年で季節が一巡するそうです。
ラマダンは、ヒジュラ暦の第9月のこと。
この月の日の出から日没までの間、イスラム教徒の義務の一つ「断食」として、飲食を絶つことが行われます。
断食といっても、一か月もの間、絶食するのではなく、日没から日の出までの間(夕方以降から翌未明まで)に、一日分の食事を採るということです。
適用範囲には、ある程度の柔軟性もあり、旅行者、妊産婦、病人、乳幼児等・・・事情のある場合は免除されるそうです。
断食期間中に禁止されている行為は、飲食、喫煙、投薬(健康上、支障がある場合は免除)、故意に物を吐くことなど。。。
つばを飲み込むこと(しない厳格な人もいる)、うがい、ハミガキ、入浴、昼寝等は許可されているそうですよ。
ラマダン用のギフトの展示が多くなってきました。
断食中は、空腹で仕事の効率が落ちたり、苛立つ人が多くなるため、ケンカや口論、事故等も増えるそうです。
”いかにも!”ですね。
昨年の経験になりますが、日没直後に、取りあえず、簡単な食事がすぐにとれるよう、あちこちに小さな市がたち、カラフルなスイーツや軽食等が売られていて、それを楽しそうに物色して買っている人達を見かけました。
フードコートなどは、夕刻、いつもより早い時間から、異常な混み具合をみせていました。
一方で、ムスリムの人がランチを取らないせいで、スーパーやレストランは、断然空いていましたね。
KLの中心部では、ラマダンビュッフェと称するディナーが、レストランやホテルで開催されています。
日没が近づくとタクシー等で、お客さんが続々と来店。
食事解禁時間の合図とともに、ノンアルコールカクテルで乾杯する姿を目にしました。
お互いの労をねぎらうように、握手や抱擁。。。
きっと、見知らぬ人同士も、含まれているんだろうな。。。
ムスリムの人たちは、まるで、ラマダンを楽しんでいるようで、ちょっと羨ましかったですよ。♡
でも、食事を採らずに夕方まで過ごすのは、やはり大変なこと。
充分に配慮をしてあげる必要がありますね。
ムスリムのスタッフへの配慮として、我がコンドミニアムでは、帰宅時間を一時間早めてあげるという措置がとられています。
私のような非イスラム教徒には、このような儀式が、とっても新鮮で神聖なものに映ります。
これからひと月続くラマダン。
また、新しい発見を、ご報告出来たらいいなと思っています。
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kaorainne at 2014-07-01 22:36
昨年はJBのホテルで過ごしていたせいかラマダンといわれてもあまりピンときませんでした。
ラマダン中は投薬も禁止なのですね。
異国の地で生活して初めて経験することの一つです。
ラマダン中は投薬も禁止なのですね。
異国の地で生活して初めて経験することの一つです。
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JKJasmine at 2014-07-01 23:28
kaorainneさん、
JBはシンガポールに近いので、ムスリムの人は少ないのでしょうか?
ラマダンが、学校がある期間にあたると、インター校等では、ムスリムの生徒へ配慮し、ランチタイムは図書室を解放したりするそうです。
お水も飲めないのは、ツラいだろうと思いますね。。。
JBはシンガポールに近いので、ムスリムの人は少ないのでしょうか?
ラマダンが、学校がある期間にあたると、インター校等では、ムスリムの生徒へ配慮し、ランチタイムは図書室を解放したりするそうです。
お水も飲めないのは、ツラいだろうと思いますね。。。
by JKJasmine
| 2014-07-01 02:07
| マレーシア生活
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Comments(2)