往く人来る人
2014年 01月 09日
昨年末のこと、 コンドの入り口で、知り合いの中華系マレーシア人と、やはり住人らしきインド系マレーシア人が立ち話をしているところに出くわしました。
中国系の人は、既に引退しのんびり暮らしているのですが、インド系はまだ40代くらいかな。(インド人 は年齢不詳気味)
ビジネスマンオーラが出ていました。
イギリスで仕事をしていたこともあるそうで、なんと偶然にも、主人と同じ会社だったことも判りました。
シンガポールあたりで職を得たいと思って、探しているそうです。
”シンガポールは、若くて優秀な中国系には良いけど、自分のようなインド人には働きやすいとは言えないんだけど・・・。”
マレーシアでは、中国系もインド系も少数派なので、自らをエイリアンと自虐的に呼ぶ人もいるほどで、みな少なからず不公平感や不満を持っています。
彼はその上、マレーシアでのお給料に不満があるようでした。
自己紹介で、日本からの移住者であることを告げると、ちょっと興味を持った様子。
物価の安さに惹かれて、マレーシアへ移住してくる外国人が多いことは認識していて、
自分達のように、外へ出て行こうとしている人がいる一方で、貴方達のように来る人もいるんだよな・・・。
でも、(確かにお金は落としてくれるかもしれないけれど、)インフラの恩恵はタダで受けているんだよ。
とチクリ!
確かにそうなんです。
私たちは、マレーシアで働く人の税金で賄われるインフラを享受している立場。
謙虚な気持ちを忘れずに暮らしていかないと・・・・。
海外で学んだ優秀な人材が戻って来ない傾向にあると、何かで読んだことがあります。
好機を求めて、国を出る若いマレーシア人と、海外から暮らしやすさに惹かれて移ってくる外国人が多いこの国は、これからどのように変わっていくのでしょう。